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コンパウンドの違い

石油系溶剤やシリコーン・WAX配合タイプと水溶性・水性タイプがあります。

石油系溶剤を配合したタイプやシリコーン・WAX配合タイプ

臭いを嗅ぐと石油やツンとした溶剤系の臭いがします。
当店の研磨剤クイックは石油系溶剤が入っています。

メリット

  • 傷を埋めてしまうために急ぎの仕上げには適している。
  • 簡単にツヤが出せる。
  • バフ傷があまり目立たない。

デメリット

  • 傷を埋めているために時間が経過すると傷が現れる。
    →その都度脱脂をして塗膜の状態を確認しながら磨いていかないと傷を目立たなくすることはできません。
  • 飛散した場合水拭きでは拭き取りにくい。
  • 飛散した箇所が溶剤によって変質する危険性がある。
  • 磨きでのツヤではないためツヤ引きが早い。
  • バフの洗浄が困難。

水溶性のコンパウンド

メリット

  • 脱脂の必要がない。
  • 研磨カスの排出性が良いのでバフのカラミが少ない。
  • 切削性が良い。
  • 飛散しても塗装を傷めず、濡れクロスで簡単に拭き取れる。
  • バフが水洗いで簡単に洗浄できる。
  • バフが絡みにくいため、焼き付きなどがほとんどない。
  • 扱いに慣れると非常に作業性が良い。

デメリット

  • 乾燥しやすい。→低速で使用。
  • 研磨カスがよく出る。→マスクの使用
  • 扱いに慣れが必要。

傷を埋めないので、傷が目立たなくなるまで研磨するために研磨時間がかかる感じがしますが、実際にはコンパウンドとバフ、ポリッシャーなどの組み合わせで作業効率を上げ、作業時間を短縮することは可能です。

溶剤の多いものやシリコーン、艶出し剤などを配合しているコンパウンドは滑りやすい分、水性・水溶性と比べ研磨剤の食い付きが弱く、実際には時間がかかります。
また、水溶性コンパウンドは研磨カスがよく出ます。よってマスクが必要ですが、排出性が良いためバフへの固着などが少なく、水洗いで簡単にメンテナンスができます。

キレイに磨き終えたと思ったのに、洗車をしたら傷が現れたことはありませんか?

この症状はシリコーンやワックスが入っていたり、ノンシリコン・ノンワックスと書かれていても石油系溶剤を配合されたコンパウンドを使用して磨いた場合に起こる可能性があります。

石油系溶剤を多く含んだものや、シリコーン、艶出し剤などを含んだコンパウンドはすべりが良いので使いやすい反面、傷を埋めてしまうというデメリットがあります。

すべりが良いということは研磨力が弱く、仕上げまでに時間がかかってしまいますが、傷を埋めて艶も出るためにきれいに仕上がると錯覚してしまいます。
これらのコンパウンドは、きちんと仕上がっているかその都度脱脂して確認しないと、キレイに磨けたと思っても洗車後などに取れていない傷が現れてくるのです。

ガラス系コート剤などの下地処理には脱脂が必要ですが、脱脂工程でまた傷が付くなどの弊害があります。
そこで脱脂不要の「水溶性」のコンパウンドがおすすめです。

磨きで傷を全くなくすことはできません。
何故か、仮に0.2μ(2/10000ミリ)のコンパウンドで磨いても0.2μの傷は残っています。
したがって傷を消しているのではなく、いかにして人の眼には見えない傷にまで目立たなくするかです。

水溶性は乾燥しやすいために扱いは多少慣れが必要ですが、研削性がよいために作業性の向上が図られ、ポリッシャーは低回転で使用し研磨熱を抑えた磨きにより「戻り」(熱による膨張で傷が無くなったように見えても、冷えた状態で元の傷が見えてくる)のない磨きが可能となります。

たとえばレコードの溝(傷)が少しずつ小さくなり鏡面に近くなることなのです。
そのためにバフ・コンパウンド・ポリッシャーを色々組み合わせ、ポリッシャーの回転や圧力を変えながら、傷が目立たなくなるまで磨いていく訳です。

コンパウンドは湿っている時に研磨できる

コンパウンドが乾くと研磨熱が発生しコンパウンドが凝着して磨けなくなるということです。
また、凝着したコンパウンドや削りカスにより深い傷を入れてしまう危険性が高く、これを防ぐためにコンパウンドの乾燥を防ぐ意味でも、適宜コンパウンドを補充しながら磨いていく必要があります。
水溶性のコンパウンドは低速で研磨するため、凝着しにくく研磨カスはよく出るのですが、言い変えれば研磨カスがバフに入り込みにくいとも言えますし、バフの掃除も大変楽です。
水溶性は慣れないと多少扱いづらいかもしれませんが、艶出し剤や溶剤を多く含んだコンパウンドと比べ、切削力に優れ、脱脂の必要もなく慣れれば仕上げの作業も楽になります。