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GFコート施工後のQ&A

パワーGFコートを施した塗布面の取り扱い、およびにパワーGFコートをより美しく保つためのテクニックをFAQ方式でご紹介します。

施工後について

作業終了後(30分以内)に水(雨など)に濡れてしまった。

水が掛かるとパワーGFコートの被膜効果が期待できません。塗装面を乾燥してから、再度パワーGFコート加工を行ってください。

パワーGFコート被膜を除去する方法は?

物理的(バフ)な力を加え、研磨剤などを用いた研磨除去を行ってください。

「漆塗り効果」とはどういうものか?

全面反射の輝きを指します。パワーGFコートは漆のように重ね塗りができ、重ねるごとに一層の鏡面光沢効果と硬質効果が得られます。

輝きが塗装初期と比べて薄れてきた。

光沢の度合いはオーナーの目視感覚で異なりますが、経時とともに失われることは否定できません。数ヶ月に1度のメンテナンス(コロピカLLなどの使用)をお勧めします。

パワーGFコート被膜は傷にも強いのか?

パワーGFコートの被膜硬度はモース5.0~6.0(鉛筆硬度9H)です。パワーGFコートを施さない場合に比べて傷は付きにくくなりますが、限界値(被膜硬度)を超えると傷が付きます。

洗車機で洗車してもいいのか?

洗車機の使用は大丈夫です。ブラシ・布洗車どちらにおいても、パワーGFコートしていない場合に比べて傷が激減します。もちろん、ブラシ洗車よりも布洗車の方が良いのは言うまでもありません。

汚れについて

汚れはどの程度付きにくいのか?

水垢汚れの原因の多くはコート剤の酸化です。パワーGFコート加工が正しく施工されていれば、基本的に汚れは付きません。

パワーGFコート加工でミクロ浮遊粒子(SPM)汚れが付かなくなる?

全く付かないわけではありませんが、付いても塗装を汚す(塗装を酸化させる)ことがありません。こまめに洗車機で洗うか、数ヶ月に1度の専用洗浄剤(洗車職人・ピカウォッシュなど)の洗車で簡単に洗い流せます。

メンテナンスの時期、間隔が知りたい。

日ごろの水洗いだけでは、落ちない汚れが蓄積されます。理想的なメンテナンスは3~4ヶ月ですが、6ヶ月に1度は専用洗浄剤(洗車職人・ピカウォッシュなど)でメンテナンスしてください。

パワーGFコート加工でホコリや泥が雨で落ちるようになる?

ホコリや泥は酸化物質です。パワーGFコート被膜上に酸化物質が載っているにすぎないので、ある程度の雨量があれば、洗い流されキレイになります。

雨でホコリが落ちず、水の膜ができた。パワーGFコートが取れたのが原因?

正しくコーティングされていれば被膜は残っています。これは酸化物質の疑似共鳴により、塗装表面の平滑性が失われて起きる現象です。酸化物質により水が表面張力を失い、一面に水膜を形成してしまうのです。
※酸化物質の疑似共鳴: 酸化物質(塗料と酸化物質)同士が互いに粘着し合うこと。塗料を溶かす原因になります。

洗車を頻繁にしているが、雨滴が大きく水はけが悪い。

パワーGFコートの失敗ではありません。大気中の汚染物質の作用によって、被膜表面の平滑性を損なっていると考えられます。
洗車後の拭き取りの際、乾いた柔らかい布で乾拭きし、平滑性を蘇えらせてください。

表面の平滑性(滑らかさ)を損なった被膜の対処方法は?

水洗いをして残存水滴を拭き取った後、乾いた柔らかな布で乾拭きをして、被膜表面の平滑性と光沢を蘇えらせてください。雨滴が小さくなり、水はけが向上して雨でホコリが流れ落ちるようになります。
一度の洗車、乾拭きで平滑性は戻りますが、充分でないときは作業を繰り返してください。

ポリマーコートをかけて数ヶ月経過した塗装面にグラスコートをかけたら、光沢面に斑模様ができた。

パワーGFコートを手順どおりにご使用いただいたうえでの斑模様であれば、パワーGFコート加工前からあった模様と考えられます。
下地処理をせずにパワーGFコート加工すると、ポリマーコートの酸化膜がこのようないたずらを起こすこともあります。

ウォータースポット現象は起こらないか?

ガラス繊維素など、数種類のポリマー重合による硬質被膜により、ウォータースポット現象はほとんど起きません。

ウォータースポット現象はどのようなときに発生するのか?

ウォータースポットの主な原因は、酸度の高い酸性雨です。雨粒(水滴)が乾燥によって酸性濃度が強酸域に達し、日光などの熱で長時間焼きつけられ、化学反応で石化現象を起こします。

グラスコート被膜上で石化現象が起きたときの処置方法は?

パワーGFコート被膜上では、石化しても酸化共鳴して塗料を溶かすことがありません。充分な水分を含んでいるときに2~3回洗車をすれば取り除けます。お急ぎの場合は、水で濡らしたタオルを載せて石化物を湿らせ、接着状態を解いて洗い落としてください。
※石化現象: 糞に汚れやホコリが付着して石のように硬くなること。

鳥糞のシミは付かないのか?

鳥の糞は種類や季節によって成分が変わり、そこに熱が加わるとシミになる場合もあります。糞は付いたらすぐに拭き取ることが賢明です。

花粉によるウォータースポットについて

パワーGFコート加工後、春になって急にウォータースポットが付き出した。

施工が悪いのではありません。これはウォータースポットではなく、花粉のイタズラです。花粉のヤニが雨で溶け出し、輪状に固まったもの(輪状痕)です。

花粉が作る輪状痕の対処方法は?

花粉が充分水分を吸い込んでいる雨上がりに2~3回洗車(洗車機)してください。

輪状痕を急いで取る方法は?

厚手の大きめのタオルを水で濡らし、花粉の輪状痕の上に置いて花粉に水分を充分吸い込ませ、柔らかくしてから水洗いをしてください。

パワーGFコート用スポンジの保管方法が知りたい。

使用後のスポンジは、コーティング剤が残らないように水で洗い流し、乾燥後にビニール袋などに保管してください。スポンジの洗浄に洗剤を使用しないでください。

乾燥したスポンジを使用しなければならないのか?

洗って乾いたスポンジを使用してください。
たとえば、使用後そのままのスポンジを用いると、前回使用したときにスポンジに染み込んだコーティング剤の影響で成分バランスが崩れ、軟弱な被膜が形成される可能性があります。