汚れはどの程度付きにくいのか?
水垢汚れの原因の多くはコート剤の酸化です。パワーGFコート加工が正しく施工されていれば、基本的に汚れは付きません。
パワーGFコート加工でミクロ浮遊粒子(SPM)汚れが付かなくなる?
全く付かないわけではありませんが、付いても塗装を汚す(塗装を酸化させる)ことがありません。こまめに洗車機で洗うか、数ヶ月に1度の専用洗浄剤(洗車職人・ピカウォッシュなど)の洗車で簡単に洗い流せます。
メンテナンスの時期、間隔が知りたい。
日ごろの水洗いだけでは、落ちない汚れが蓄積されます。理想的なメンテナンスは3~4ヶ月ですが、6ヶ月に1度は専用洗浄剤(洗車職人・ピカウォッシュなど)でメンテナンスしてください。
パワーGFコート加工でホコリや泥が雨で落ちるようになる?
ホコリや泥は酸化物質です。パワーGFコート被膜上に酸化物質が載っているにすぎないので、ある程度の雨量があれば、洗い流されキレイになります。
雨でホコリが落ちず、水の膜ができた。パワーGFコートが取れたのが原因?
正しくコーティングされていれば被膜は残っています。これは酸化物質の疑似共鳴により、塗装表面の平滑性が失われて起きる現象です。酸化物質により水が表面張力を失い、一面に水膜を形成してしまうのです。
※酸化物質の疑似共鳴:
酸化物質(塗料と酸化物質)同士が互いに粘着し合うこと。塗料を溶かす原因になります。
洗車を頻繁にしているが、雨滴が大きく水はけが悪い。
パワーGFコートの失敗ではありません。大気中の汚染物質の作用によって、被膜表面の平滑性を損なっていると考えられます。
洗車後の拭き取りの際、乾いた柔らかい布で乾拭きし、平滑性を蘇えらせてください。
表面の平滑性(滑らかさ)を損なった被膜の対処方法は?
水洗いをして残存水滴を拭き取った後、乾いた柔らかな布で乾拭きをして、被膜表面の平滑性と光沢を蘇えらせてください。雨滴が小さくなり、水はけが向上して雨でホコリが流れ落ちるようになります。
一度の洗車、乾拭きで平滑性は戻りますが、充分でないときは作業を繰り返してください。
ポリマーコートをかけて数ヶ月経過した塗装面にグラスコートをかけたら、光沢面に斑模様ができた。
パワーGFコートを手順どおりにご使用いただいたうえでの斑模様であれば、パワーGFコート加工前からあった模様と考えられます。
下地処理をせずにパワーGFコート加工すると、ポリマーコートの酸化膜がこのようないたずらを起こすこともあります。
ウォータースポット現象は起こらないか?
ガラス繊維素など、数種類のポリマー重合による硬質被膜により、ウォータースポット現象はほとんど起きません。
ウォータースポット現象はどのようなときに発生するのか?
ウォータースポットの主な原因は、酸度の高い酸性雨です。雨粒(水滴)が乾燥によって酸性濃度が強酸域に達し、日光などの熱で長時間焼きつけられ、化学反応で石化現象を起こします。
グラスコート被膜上で石化現象が起きたときの処置方法は?
パワーGFコート被膜上では、石化しても酸化共鳴して塗料を溶かすことがありません。充分な水分を含んでいるときに2~3回洗車をすれば取り除けます。お急ぎの場合は、水で濡らしたタオルを載せて石化物を湿らせ、接着状態を解いて洗い落としてください。
※石化現象:
糞に汚れやホコリが付着して石のように硬くなること。
鳥糞のシミは付かないのか?
鳥の糞は種類や季節によって成分が変わり、そこに熱が加わるとシミになる場合もあります。糞は付いたらすぐに拭き取ることが賢明です。